スーパースケールカーの夏の祭典、スーパースケール耐久レース2009は、8月30日(日)に谷田部アリーナのドリフトコースを利用して行いました。前日に第8回スーパースケールカーグランプリが行われたこともあり、泊まり込みでの参加者も多かったようです。昨年の開催を上回る26チームが集結し、バトルのだいご味をたっぷりと味わえる一日となりました。


 普段のスーパースケールカーレースとは違うアスファルト路面でのグリップレース、モーター支給でギヤ比固定、指定タイヤというイコールコンディションは、レースでのデッドヒートを演出します。超テクニカルレイアウトに設定されたコース上には決勝時で20台の車両が常に走行していますので、いつでもテールトゥーノーズ、サイドバイサイドの争いが楽しめるレースです。58ターンモーターでトップスピードが抑えられていますから、他車と接触してもマシンを破損することはほとんどなく、まさに手軽にバトルが楽しめる設定となっています。


 走行時間は予選から決勝までで最長2時間20分、さらに練習もたっぷりと行うことができ、まさにツーリングカーを堪能できるイベントとなりました。まずは20分×2ヒートの予備予選(ベストラップ)で全チームを2ヒートに振り分け、40分間の予選で上位15番までのグリッドを争います。さらに上位に残れなかった11チームでリターンマッチを行い、残りの5つのグリッドを40分間のレースで確定し、決勝進出の20チームが選出されます。早くもこの予選から激しいデッドヒートとなりますが、有力候補のゼロサンズ、ルートコ、さらに前回の優勝メンバーをそろえたディフェンダーを抑えてTQを獲得したのは、谷田部アリーナの常連ドライバーを揃えたチームアップルでした。もちろん耐久レースですからグリッドの優位性はそれほどありませんが、やはりTQ・ゼッケン1の栄誉はうれしいものです。


 1時間で行われた決勝レースではバッテリー交換も2~3回となり、ドライビングと共にピットワークも重要となります。さらにコースマーシャルは1名のピットクルーが兼任するレギュレーションですから、コース上での転倒やスタックは大幅に順位を下げる要因となりました。速度域の高いレースとは違いシャーシ破損でのトラブルやリタイヤは少ないですから、細かい部分でのミスが順位に与える影響が大きかったのではないでしょうか。しかし上位を争うチームはドライビングも正確で、他車との接触も巧みに交わして周回を重ねます。耐久レースとは思えないほどの接近バトルも展開され、上位数チームが同一周回で終盤までもつれ込むような展開になりました。チームアップル、ゼロサンズ、ルートコブラザーズ2009、ディフェンダー、谷田部連合その①あたりが常に上位を狙える位置で走行し、わずかなクラッシュでもトップが入れ替わる目まぐるしいレースですが、終盤に差し掛かるとピットストップの影響が徐々に露呈し、なんと2ピットに抑えたディフェンダーとルートコブラザーズ2009の2台のトップ争いとなりました。150ラップを超えるころにはルートコブラザーズのドライバーが18秒中盤のラップを連発し、ついにディフェンダーと3秒差に詰め寄ります。しかしピットインをかなり遅らせたディフェンダーはバッテリーの状態も良いためか安定した走行、逆にルートコブラザーズは残り数分でパワーダウンし後退してしまいます。そしてついに1時間のコール、速さと安定感、さらに戦略も整えたディフェンダーがトップゴールいたしました。


 上位だけでなく、7位争いのT-brainと太陽ラジオチームが178周、さらに10位争いの谷田部連合その②、Y’sナイトホーク、ホリウチームも171周と同一周回でのゴールとなり、まさに最後まで手に汗握る楽しいレースとなりました。参加者からは早くも次回開催の要望が出ており、さらに盛り上がること必至ですね。 ぜひ次回の開催をお楽しみに!

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RACE RESULT

順位 予選順位 チーム名 周回数 トータルタイム ベストラップ
1 4 ディフェンダー 187 1h00m 03.576 17.785
2 3 ルートコブラザーズ2009 187 1h00m 13.085 18.057
3 2 ゼロサンズ 186 1h00m 05.968 17.684
4 1 チームアップル 185 1h00m 18.006 17.709
5 6 谷田部連合その① 181 1h00m 16.128 17.817
6 7 Y'sトムキャット 179 1h00m 20.750 18.359
7 8 T-brain 178 1h00m 08.315 18.695
8 9 太陽ラジオ 178 1h00m 09.801 18.233
9 5 チーム勝ラジレーシング 175 1h00m 17.200 18.65
10 12 谷田部連合その② 171 1h00m 12.581 18.276
11 15 Y'sナイトホーク 171 1h00m 15.468 19.247
12 10 ホリウチーム 171 1h00m 16.983 18.557
13 14 Goo 2 170 1h00m 15.803 19.383
14 11 Autoliv(オートリブ) 167 1h00m 02.742 19.123
15 13 黄金影 164 1h00m 21.350 18.859
16 17 Y'sイーグル 163 1h00m 00.084 18.835
17 19 綾瀬アリーナトリオ 162 1h00m 07.440 19.19
18 16 元気っ子さん 160 1h00m 11.429 18.274
19 18 MRT(メイテックレーシングチーム) 157 1h00m 19.594 19.206
20 20 Goo 1 154 1h00m 04.955 18.628

KOプロポのブースでは新製品の展示を始め、サーボなどが特価で販売されていました。当日ゲットできた方はラッキーかも。

もちろん車検もしっかり行います。ただし走行中にウェイトが落下してしまうと後車検で落ちる可能性が…。


RCマガジン賞の黄金影(ゴールデンシャドウ)チーム。


谷田部アリーナレディに囲まれるのはMRT(メイテックレーシング。

広坂正美カラーをコピーしたY'sトムキャットはKOプロポ賞を獲得。
予備予選終了後のピットでも和やかな雰囲気なのは耐久レースらしいところ。

わずかな時間でもタイムアップに向けて作戦会議が始まります。
谷田部連合その1はドリフトユーザーらしい鬼キャン仕様で好成績を獲得。
予選前ならまだまだピースサインする余裕がある?

激しい戦いの決勝レースを制してほっと一息のディフェンダー。昨年の経験が生きた戦いぶりでした。
ディフェンダーのマシンは中央寄りのウェイト搭載やバッテリーコネクターを固定するなど、耐久レースに向けたノウハウも満載。