ヨコモ・ドリフトパッケージの発売から早くも6年、いまやドリフトラジコンは一つのRCカテゴリーとして成長し、ラジコン界のみならず、実車関連までも巻き込んだムーブメントとなりました。その流れを象徴する年末のビッグイベント、ヨコモ・ドリフトミーティング・スペシャルラウンド2009を、2009年12月19・20日の2日間、谷田部アリーナにて盛大に開催いたしました。

 スペシャルラウンドは今年で3回目を迎えるドリフトラジコン最大のイベント、会場には実車D1グランプリドライバー27名、そしてD1参戦マシン24台が集結して、まさに会場はD1グランプリをそのまま引き継いだような熱気に包まれました。そしてMCをして頂いたのはD1GPでもおなじみの鈴木学さん、これはもしやD1グランプリ最終戦!?メインイベントのラジドリD1グランプリでは、まさにD1を戦っているドライバーがステアリングをプロポに握り替え、鈴木学さんのMCにあおられていつも以上にきわどい戦いを繰り広げていました。

 実車のイベントではドライバーがほとんど車内にいるため、戦いの最中にその表情を読み取ることは難しいのですが、ラジドリならドライバーズスタンドの声まで聞こえる臨場感。もちろんドライバー自身も対戦相手の声が聞こえ、更に観客も目の前にいていつも以上に緊張するそうです。昨年まではこのイベントのみでラジドリを楽しむというドライバーも多かったのですが、今年はその様相も一変、普段からラジドリを練習しているドライバーも多く、非常にレベルの高い戦いでした。

 イベントの中ではD1ドライバーとファンが交流できる時間も設けましたが、当然ながらD1会場よりも穏やかな雰囲気で、様々なドライバーと交流が持てるのも楽しみの一つです。これだけ多くのドライバーが一度に集まるのはD1グランプリのピットウォークでも難しいほどですから、ファンにとっては堪えられない時間となったのではないでしょうか。撮影やサインをもらうのはもちろんですが、ドライバーやメカニックの方々とマシン談義をできるのも、ラジドリイベントの気軽さがなせる技かもしれません。

 競技はもちろん一般参加の通常カテゴリーももちろん行いましたが、参加頂いた方々は普段以上に楽しんでいた印象です。いつもよりギャラリーも多かったので、プロポを握る手にもついつい力が入りそうですね。時間的制約もありエントリー受付人数が限られてしまったため、ご参加頂けなかった方には大変ご迷惑をおかけいたしましたが、ギャラリーとしてお越しいただいた方もいて、お陰様で大変盛り上がりのあるイベントとなりました。イチロクMクラスにD1ドライバーが参戦し、エントリークラスではDay2にのむけん選手が優勝するなどボーダーレスな戦いが見られる一方、ツインドリクラスでの見応えのある走りやエキスパートクラスでのD1認定をかけたシビアな争い、そしてもちろんD1クラスのハイレベルな走行も繰り出し、ドリフトラジコンの集大成と言っても過言ではない2日間でした。

 ラジドリD1グランプリはルーレット方式の予選から18名を選び出しトーナメントを作成、決勝はもちろんD1グランプリ同様の追走方式で行いました。昨年を思い出すと追走というより2台同時走行の感じでしたが、今年は本気の追走対決が本物のドライバーで展開するトーナメントとなりました。もちろん下剋上なシーンも多かったのですが、昨年来の有力選手である田中一弘選手や今村陽一選手が早々に敗れるなど、ラジドリD1グランプリの構図を一変させるシーンも見られました。

 そんなトーナメントで特に活躍が目立ったのはBMW TE382でおなじみの上野高広選手。確か昨年のスペシャルラウンドではドリフトさせることもできず、ほとんどグリップ走行で走っていた記憶があるのですが、今年9月にラジコンサーキット“RCパークYOKOHAMA”をオープンさせ、カーペットコースでFCDギヤのドリパケを使い特訓、おかげで谷田部の等速ドリフトは扱いやすく感じたそうです。谷口信輝選手手塚強選手も驚くほどの上達ぶりを見せていましたが、安定感に勝る上野選手は強豪を次々と倒し、ついに両日とも優勝という快挙を成し遂げました。そういえばD1グランプリではエビスサーキットの第5・6戦を末永正雄選手がダブル優勝、さらに富士スピードウェイの第7・8戦では川畑真人選手がダブル優勝していましたから、今回はまさにその流れを引き継いだような上野選手の活躍と言えるのかもしれません。

 怒涛の2日間も終わり、参加者と観客を合わせると2日間で延べ1100名ほどが来場したビッグイベントとなりました。これもひとえにご協力いただいた協賛各社様、報道各社様、参加者の皆様、そしてゲストのプロドライバーの方々など、多大なるご協力のおかげです。ご協力ありがとうございました。2010年度もヨコモはD1グランプリを応援し、また来年もこのようなイベントを開催できるよう、ますます盛り上げていこうと思います。
 D1グランプリのサイトにはすでに来シーズンのイベント情報なども掲載されていますので、ぜひD1グランプリの応援にもお越しいただければと思います。今回のイベント中のD1ドライバーの笑顔を思い出しながら観戦すると、よりD1グランプリも楽しめるかと思います。

D1グランプリオフィシャルサイト http://www.d1gp.co.jp/


 

イベント中には撮影した映像をその場で編集し、予選ダイジェストVTRなどをビッグスクリーンで流しました。クリエイティブなイメージに仕上がっていて、注目度も高かったですね。

 

ダイジェストVTR

Day1

   Day2

 メインMCは鈴木学さん。D1でもラジドリでも変わらず高いテンションで向き合って頂いています。仕事とはいえ、この2日間はずっとしゃべりっぱなしでした。お疲れ様でした。

 MC席にはゲストドライバーの方々にもかわるがわる上がって頂きましたが、楽しいトーク全開で盛り上がりました。もちろん実車のドライビングの話なんかも楽しいですが、ラジドリに関してもご理解いただいているので、的確な意見が参考になりました。

 両日ともにデモランを担当したのは世界チャンピオン松崎隼人。グリップ走行が上手いのはもちろんですが、ドリフトでも天才的な才能を見せてくれます。Day2ではFCDギヤを装着してカウンタードリフトでデモランを行いましたが、振り出しのカッコよさはトップクラスですよ。
 もうすっかりおなじみになったヨコモレディ。D1のイメージガールD-Signでもある望月ユリカさん(左)と、最近ヨコモのイベントには数多く来て頂いている市川由紀さん(右)。

 Day1のコンクールドエレガンスは鈴木学さんの選んだ1台限定。モエちゃんはTOYO S15をキラキラにデコレーションして、学さんの絶大な評価を獲得!

 学さんが選んだDay2のコンデレは野村圭市くん。そう、のむけんジュニアです。残念ながら今年は参加できませんでしたが、制作したボディをのむけんさんに託したそうです。裏側から新聞の切り抜きをはりつけた斬新なアイデア。一見雑に貼り付けただけのように見えますが、ちゃんとデザインがされているんですよ。

 T&E上野さんが選んだのはきりゅうさんのワンビア。渋いカラーで見逃してしまいそうですが、様々なパーツを組み合わせたり、ボンネットのダクトも派手に加工されています。

 今村陽一賞はZ33を痛車に仕上げた野口信吾さん。キャラクターだけではなく、全体的なカラーリングもきれいですね。

 観戦にだけお越しいただくギャラリーのために、オンロードコースを休憩スペースにいたしました。天気が良くて外に出るのもポカポカでしたが、やっぱりゆっくり座れる場所があるといいですよね。
 その休憩スペース脇にはフードコーナーも登場。焼き物や弁当、セブンイレブンのおでんコーナーも大好評でした。
 D1ファンにはおなじみのエナジードリンク・ビーストアイのブースも登場。販売はもちろんガラポンくじもやっていましたよ。
 メインのピットスペースは展示コーナーが賑わっていました。規模はちょっと小さめですが、まるで実車のイベント会場みたいですね。
 チューニングパーツやオイルなどでもおなじみのHKSブースではグッズ販売が行われていました。2010年1月31日には富士スピードウェイでHKSプレミアムディが開催されますが、同乗体験走行やドリフトカーのデモラン、R35のスポーツ走行なども開催され、見応えがありそうですよ。もちろんヨコモもブース出展しますので、ぜひご来場ください!
 RE雨宮でもグッズの販売。剣さんは何やら新車を組んでいますが・・・。
 風間オートさんはすっかりラジコン屋さんですね。ドリフトパッケージ関連のパーツも積極的に開発しています。屋根ラジも開発?
 T&Eもラジコン部門拡大中。新発売のアジャスタブルボディポストはかなりのアイデア商品です。
 09年9月にオープンしたT&Eのラジコンサーキット・RCパークYOKOHAMAからはチームでドリフトミーティングに参戦。オリジナルのデカールを使ったおそろいのシャーシで大活躍でした。
 URASのブースでもオリジナルアイテムが販売されとるイメージ。
 ギルドエヌワンもマニア心をくすぐるラジドリパーツ満載です。実車を知るからこそできる商品ラインナップ。
 リアルなロールバーのフィッティングに見入る日比野選手と松井選手。ドライバーをうならせる作りはさすがの一言です。
 レイブリックさんのブース写真撮影失敗しちゃいました。すみません。これは昨年の写真です。ライトバルブは私も愛用させていただいていますが、明るくて見やすいですよ。
 ORCではアイテムの販売と共に、新製品OGSのブーストコントローラーも展示されていました。
 ラジドリにも熱心に取り組んで頂いているHPIブースでは2010年のカレンダーも販売。部屋に貼っておけば一年中レーシーな雰囲気満点ですね。
 ドゥーラックブースではおなじみのデカールやキーホルダーが人気です。
 チームボンバーも久しぶりにブース展開していただきました。最近発売になったドリフト用のスプリングはやや長めの多重巻きコイルで、しなやかにリバウンドを生かせそうな感触でしたよ。試してみたいな〜。
 TNレーシングブースではイベント限定価格で販売が行われていました。
 なんとD1会場並みにオフィシャルショップも開店!ウェルクブースです。
 RCマガジンでは最近の発売号を並べていました。このところ表紙の写真がカッコいいですね。
 KOプロポではいよいよハイエンドプロポ・EURUS(ユーラス)がデビュー。デザインもカッコいいですが、処理速度300%アップという文字が気になります。
 フタバブースではドリフトファンに人気の3PMや4PKを展示、販売されていました。
 サンワブースではミドルクラスの決定版、MX-3Xが展示されていました。スペックを見る限り、ハイエンドに近いような多機能ですね。
 タカラトミーブースはいつもながら子供に大人気。操作はシンプルですが、実際に走ると大人でもはまりそうな奥深さがありますよ。
 ヨコモでもクリスマスセールを開催しました。ドリフト関連キットの値引きはもちろん、超破格値の製品も多くあって、ついつい財布のひもが緩みそうな…。
 目玉商品の一つは鈴木学さんデザインのMSRバイナルステッカー。ある意味これを貼るだけで実車レベルのボディになるんですよね。
 ヨコモブースでは新製品も数多く展示しました。こちらは間もなく発売予定のYUKE'SチームオレンジランサーEVO X。いいでしょ?イイでしょ!ドライバーの熊久保選手にも気に入っていただけました。
 こちらも間もなく発売の新製品、RE雨宮のD1-7です。すでに先日イチロクMとして発売になりましたが、ついに10分の1でもリリース間近です。
 4ドアセダン派には待望のWONDER C35ローレルも展示。おなじみ春山選手がドライブするマシンで、迫力のあるフォルムに仕上がりました。
 こちらはイチロクMの新製品、おなじみドリフト侍のFC3Sです。まだプロトタイプですが、サムライ本人も驚くほどのリアルな仕上がり。
  こちらもイチロクMの新製品、DRoo-P SC430を手にする吉岡稔記選手。実はこのボディはサンプルで、以前の吉岡仕様の貴重な一枚。発売時には現行のデザインに変わってしまうので、このサンプルボディを何とかゲットしようとするトシキングでした。
 すでにイチロクMが発売されているドライバーには、イチロククラスに参戦していただきました。手塚強選手も最近は自身でラジドリイベントを開催するなど、積極的にラジドリに取り組んで頂いています。
 全長195mmの手のひらサイズクローラー・ミニクロも好評発売中。小さいサイズながら本格的な走りで、サーボとスピードコントローラー、モーター付属というのも評価が高いです。お手持ちの送受信機があれば、簡単にクローリングを楽しむことができますよ。
 香港ドリフトミーティングの優勝者など、香港チームも来日参戦。慣れない土地でのイベントにもかかわらず表彰台に上がるなど、なかなかの活躍を見せていました。
 今回もヨコモレディとチームの記念撮影を行いました。誠に申し訳ありませんが、今回はスペースの関係でチーム名を省略させていただきます。
谷田部連合
 いつもご参加頂きありがとうございます。
 D1マシンの展示エリアでは、ドライバーとの記念撮影などをして頂ける時間も設けました。お子様などにはドライバーシートに座らせてもらえるチャンスもあったようで、なかなかできない体験に興奮気味でしたよ。
 ひびきくんは末永正雄選手そっくりのスーツで登場!スポンサーロゴの位置もほぼあっていて、末永選手もびっくりしていました。
 空き時間にはドライバー同士の交流もあったようです。普段実車サーキットでしか顔を合わせないですから、こうした時間で情報交換するのも貴重なのでしょう。色々なマシンをのぞきこめるのも、スペシャルラウンドでしかありえないかもしれません。
 

 ラジコンのほうでも情報交換が盛んです。

末「これすごいっすね〜。」
川「ええやろ〜、常連さんがウチの車両そっくりに作ってくれたんや〜」

とか言ったような言わなかったような…。

 間近にD1ドライバーがいるので、サインをもらうのもOKですよね。こちらはセッティングボードにサインしてもらうアイデア。でも使いづらくなっちゃいますよ〜。
 

 イベント中にはD1ドライバーと2ショット写真を撮影し、すぐにプリントするサービスも行いました。この売り上げはチャリティーとして財団法人つくば市高齢者福祉事業団に寄付いたします。2日間チャリティへ参加して頂いたお客様にお礼申し上げます。

※お知らせ
D1ドライバーとツーショット写真が撮れる、チャリティ撮影会(サイン付き 1枚500円)コーナーにおきまして仕上がった写真の忘れ物がありました。2日目(日曜日)に織戸選手と女性とお子様の3人で撮影された1枚です。御心当たりのある方は当社までご連絡をください。

 まじめで堅実なイメージの末永直登選手、ピットではマシン調整に余念がないようですが・・・。
 実は上の写真はヤラセでして、本当は雪見大福を食べていたところをパチリ。
 学さんから上達度前年比500%の評価をもらった谷口信輝選手。ここ1年の練習時間はわずかに10分だそうですが、確かに上手くなっていました。本人いわく、“トリガーを向こうに倒すとブレーキがかかる“のを教わったらコントロールできるようになったとのことです。天才は何をやっても天才ですね。
 上野選手も上達度の高かった一人ですね。追走でも余裕の表情でした。織戸選手はスポッター?それとも観戦!?
 織戸選手も昨年からラジコン大好きになって頂いたようです。ラジドリはもちろんですが、昨年のスペシャルラウンドのときに購入したB-MAX4を持ち込んで、空き時間にこっそり走っていましたよ。
 

谷口選手を追走中にクラッシュしたのむけん選手

の「今のノブはサイド引きすぎバイ!」

 D1ドライバー日比野哲也選手とチームヨコモ加藤隆史選手には意外な共通点があったようです。同郷、同年、そして加藤隆史が以前レースをサポートしていただいたのも、ドルーピーの松岡さんだそうですよ。
 様々なチームのドライバーが肩を並べて参加していただけるのは、まったくもってうれしい限りです。D1が盛り上がるのはもちろんですが、ヨコモのラジコンがその輪を少しでも大きく丸くできれば、こんなにうれしいことはないかもしれませんね。
 素晴らしいドライバーが揃っているD1グランプリ、その方々に心からラジコンを楽しんでいただいているのは、この笑顔を見ればわかりますよね。
 実車とラジコンのつながり、そして家族や友人とののコミュニケーションというテーマまでを具現化したようなイベントにして頂いたことを、スタッフ一同感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 総合結果
 
 ラジドリD1グランプリ Day1

 
 ラジドリD1グランプリ Day2

 
 イチロクMクラス (Day1)


 
 エントリークラス(Day1)


 
 スポーツクラス(Day1)



 
 エキスパートクラス(Day1)



 
 ツインドリクラス



 
 イチロクMクラス(Day2)


 
 エントリークラス(Day2)



 
 スポーツクラス(Day2)



 
 エキスパートクラス(Day2)


 
 D1クラス