2008年のEFRAヨーロッパ選手権オフロードカテゴリーは、イタリアのコレグノにおいて7月7日から6日間をかけ行われました。ヨコモではこのレースに設計開発の細田とメカニックの北川を派遣し、現地ドライバーであるニール・クラッグ選手のサポートをいたしました。
4WDクラスのレースにはMR-4BXファクトリーチームでの参戦を予定していましたが、8月に発売となる新型マシンB-MAX4もテスト用として持ち込み、製品版の最終確認を行う準備もしていました。ところが事前のテストでB-MAX4を走らせたニール選手は、レースでもそのままB-MAXを使うと決断、ラップタイムやシャーシの反応の良さは確実にMR-4BXFが上回っていたのですが、路面が乾いたスリッピーな状態が予想されたため、コントロール性の高かったB-MAXをチョイスしたようです。
初日の予選が始まると、練習時のようなラップタイムを刻むことができず、やはり走行データの少なさがレースには厳しいかと思われました。しかしニール選手の好みにセッティングを若干変更すると状況は激変、予選2日目には圧倒的な走りでトップタイムをマークし、そのままTQを獲得しました。シャーシは製品版となるB-MAX4をベースにBX用アルミダンパー、リヤスタビライザー、ごくらくオフロードウィング、チタンターンバックルなどを装備した状態のものでしたが、この走りの良さは開発陣のイメージをまさに具現化したそのもので、意気揚々と決勝レースを迎えることができました。
決勝では各社のハイエンドマシンが出揃い、ワールドクラスのドライバーが目白押しで厳しいレースが予想されましたが、ニール選手の走りは失速感を全く感じさせず、好調をキープしているようでした。路面は相変わらずグリップが低いダスティーな状況でしたが、B-MAX4のしなやかなシャーシが確実にトラクションを稼ぎ、決勝第1ラウンドから快走を見せました。スタートから一度もトップを譲ることなくゴール、さらに第2ラウンドでも完璧な走りで他を圧倒し、2ラウンド連続トップゴールでTQ&WINの完全勝利を成し遂げました。
この優勝でニール選手はもちろん、開発陣も満足の結果となりました。もちろんB-MAXの最終テストもこれで完了、8月下旬には皆様のもとにお届けできる予定です。
→RC情報サイトoOple.comのレポートページ http://www.oople.com/rc/photos/euros2008/